双極性OLのぼちぼちな毎日

なんくるなくなーい!双極性2型を患ったOLの、日々奮闘(?)記

孤独って何?

つらい、という言葉が簡単に口に出せなくなってしまってから、どれくらい経ったかなぁ。

最近の私は、ちょっとぼーっとしたら仕事の進退について考えてしまって、泣いてばかりいます。

もう脳内は具体的な考えじゃなくて、ただただこの状況がつらい、苦しいでいっぱいになっています。

つらいと吐き出して、ただ誰かにうなずいてもらいたくなります。

でも、つらいと言ってしまったら、その一言で話はすまないし、なぜつらいかを説明したら重くてその人を困らせるし、状況を結局どうにかするのは自分自身だし。

だからつらいって言えません。


私は全然孤独じゃない。

両親は何も聞かずに実家に置いてくれるし。

いろんな友達や先輩が遊んでくれるし。


でも、誰にもつらいとは言えません。

両親は、仕事がつらいという、弟からの愚痴電話の話をしてきます。
働きたくても働けない私は、その話を聞くのがつらい。
働けない罪悪感と、働けることへの嫉妬と。
つらいと素直に吐き出せることへの嫉妬もあるのかもしれません。
でもそんな卑屈な感情をさらけ出したら、両親は困るだろうから、言えません。

同期には、「もしかしたら退職の可能性もアリになっちゃったんだけど、そうなっても遊んでね☆」と、平気なふりをしてしまいました。
平気じゃないことくらい察してると思うけど、それでも面と向かってつらいと言われるのとはダメージが違うだろうから、言えません。

大親友には、さわりの部分を話してみたけれど、明らかに困惑していたから、「話してすっきりしたから、もう大丈夫、ありがと」と強がってしまいました。
つらいって言えませんでした。


本当は拡声器で全世界に向かってつらいと叫びたいくらいなのに、人の前では笑ってばかりいます。
一人で泣いてばかりいたら、頭がおかしくなりそうです。


私は何を守りたいのでしょうか。

本当は、つらいと泣きわめく醜い自分を、ちょびっとでも人にさらけだした方がいいのはわかってるつもりです。

そうやって荷物を背負い合うのが人間関係なのではないでしょうか。
自分が背負えるだけの重さの荷物を背負ってしっかり歩くのが、本当の強さなのではないのでしょうか。

どうして私は、自分で自分を孤独にしてしまうのでしょうか。

自分の明日が怖い。
でも、目の前の人に今嫌われるのも怖い。
だから身動きが取れない。


“怖くても大丈夫 僕らはもう一人じゃない”

SEKAI NO OWARIのFUKASEさんがうらやましくて、こんなに引きつけられてるのかもしれません。

SEKAI NO OWARI「RPG」 - YouTube


退職の可能性が浮上して、私は人生何度目かの「世界の終わり」を感じました。

こんなんじゃ、どうやったって生きていけないじゃん。

気晴らしに、ホタルノヒカリのマンガを読んでいたら、最終巻で34歳になったホタルちゃんがこんなことを言ってました。

“齢を重ねてよかったと思うことは
どれだけ凹むことがあっても
それでこの世の終わりだとか
自分のポイントが完全に0になるとは
思いこまなくなったことだ
そして残った小さな力を積み重ねていけば
いつの間にか以前の自分を超えていることも実感できる”

この先どんな人生を送ることになるのか、今は皆目検討がつかないけれども、こんな風に齢を取りたい。

「世界の終わり」に閉じこもるのは、これで終わりにしたい。