双極性OLのぼちぼちな毎日

なんくるなくなーい!双極性2型を患ったOLの、日々奮闘(?)記

一年後、どんな髪型になっていたいか

美容院に行きました。

行くのに2ヶ月かかりました。
あんなにストレスフルなところはありません。
よく知らない人たちと代わる代わる3時間話さなくちゃいけないなんて。

都会に出て以来実家で美容院に行くのは初めてで、適当に近所のお店を予約しました。

また、美容院というのは選択の連続です。
カラーはどの色にするのか(全部微妙に違う茶色)、前髪は切るのか伸ばすのか、全体的な長さは、ダメージケアを優先するのか長さを維持するのか、パーマはかけるのかetc...

うつの時は決断能力が低下するので、しんどいです。

なんでもいい!とりあえず半年放置してできた、プリン状態の色と、毛先の傷んだところを切って、こぎれいな感じにしてくれたらなんでもいいです!どうせひきこもるし!

…とは言えないので、なけなしのエネルギーを使って美容師さんのおすすめを聞き出し、それに任せることにしました。

で、美容師さんは、ハサミを入れる前に、

「あやさんは、どんなプランを持って、髪を伸ばそうと思ってますか?
 例えば一年後だと、髪は胸ぐらいの長さになっていると思いますが、その時にどんな雰囲気になっていたいですか?
 また、髪を伸ばすということは、到達点よりも、その過程の時間の方が長いので、その間どういうスタイルでいたいのかということも考えてください。」

と言われました。ぶったまげました。
自己啓発本かよ!

たかが髪を切ってもらうという行為の際に、世の中の女性たちは一年後の自分に思いを馳せ、綿密なプランニングをしているのか。。

一年後、私は何をしているだろうか。。
復職していたら、今の仕事をするのに楽(朝の手間がかからない)で、仕事着(OLっぽいやつ)に合う髪型がいいし、
復職できずに退職または休職していたら、手入れにお金と時間がかからなくて、気兼ねなくごろごろできるひきこもるのに楽な髪型がいいし、
何か全然別の仕事についていたら…わからん。

ああ、美容院ってやっぱしんどい。。
なんで髪切るのに人生について考えなくてはならないのか。。


都会で行ってるとこの美容師さんとは長い付き合いなので、私のふわっとした要望を聞いて、うまいことやってくれます。

「とにかくめんどくさくなくて、明るく軽く見える感じで」と告げると、彼の中でプランニングができるらしいです。

俺の腕に文句を言わない客、と信頼してくれているのかもしれません。髪を切ってもらうのにも、ある程度の信頼関係を築いておいたほうが楽、ということを学びました。

社風が異様にハイテンションなので、落ちてる時は結構しんどいお店なのですが、次はやっぱりいつものお店で切ろう。