双極性OLのぼちぼちな毎日

なんくるなくなーい!双極性2型を患ったOLの、日々奮闘(?)記

ブラームスが、好きだ

昨晩、下品な迷惑メールのせいでフラッシュバックしてしまい、吐き気でトイレに籠城してしまいました。

くそう、まじ迷惑だ。不真面目な患者が、せっかく昨日は早く寝ようとしていたのに。結局トイレの前で布団にくるまってました。

そろそろ本気でアドレス変えよう。

年末年始はわりと平気になってたのになあ。双極性障害のうつと、呼応している気がする。

でも、これは私のケースで、個人的な感想で、そんなこと言ってられないくらい苦しんでいる方もいると思うのですが、トラウマの苦しさの方が、双極性障害のうつより、自分の人格と切り離せて、ましな気がします。

昨日も、「私超かわいそう」などとは全く思いませんでしたが、「こんちくしょう。こんなあほらしいことで負けてたまるかー!」と思うことができました。

いつものうつって、性格なのか病気なのかわからないし、もう治るものでもないし、湧き上がる感情が自分のせいなのか病気のせいなのかわからなくて、こんちくしょう、とは思えないんですよね。

 

 

昨日寝ようと思って、ブラームスを流しながら、ホットミルクを飲んでいたところに、冒頭の迷惑メールがきました。

トイレに籠城しているときも、ずっとブラームスが流れてました。シュール・・・

最近ブラームスがようやく好きになってきました。中学生の時から長らく、ブラームスのよさが全くわからなかったのです。

ブラームスいまいち響かない、と、母に言ったら、「大人になったらブラームスのよさがわかるわよ~♪」と言われました。あながち間違いではなかったようです。

 

ブラームスさんはなかなかのこじらせ男子だったみたいです。

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ヨハネス・ブラームス - Wikipedia

まじめで頑固一徹みたいなイメージです。私の偏見かもしれません。

ひげを生やすのが、この時代流行っていたらしい。

最初のシンフォニーを作曲するまでに、20年間うんうん悩んだそうです。すごい、私なら書くの諦めてるわ。。。

同時代のワーグナーとは仲が悪かったそうで、周りの人をひやひやさせたみたいです。踊る大捜査線織田裕二とギバちゃんみたいな感じでしょうか。

 

私生活でも、師匠のシューマン(精神を病みまくっていた)の奥さんのクララと、シューマンが死んだあといい感じみたいになったみたいですが、独身を貫いたみたいです。

師匠に義理だてしたのでしょうか。真相はわかりません。

シューマンの病みっぷりは、マンフレッド序曲という曲に表れている気がします。元々私は、こういう不健康で、苦しいよー苦しいよーと終始訴えてる曲が結構好きだったりします。


シューマン: 「マンフレッド」 序曲 作品115 ハイティンク - YouTube

 

 

脱線してしまいました。

ブラームスはシンフォニー以外にも有名な曲が、っていうかシンフォニー以外の曲の方が有名だったりするのですが、私はシンフォニーが好きなので、よく聴きます。そろそろ室内楽にも手を出したい。

 

ブラームスは4つのシンフォニーを書いていて、今までの私のブラームスシンフォニーランキングはこんな感じでした。

 

第1位:交響曲第3番 ヘ長調

ブラームス 交響曲 第3番 - YouTube

ブラームスらしからぬ凶暴さを秘めてるところが、とても好きです。ダントツの1位。

あなた、いつもはにこにこしてたのに、隠してたのね!!みたいな。

3楽章がよく使われているので有名かもしれません。

 

第2位:交響曲第4番 ホ短調


ブラームス 交響曲第4番 アバド / ウィーンフィルハーモニー 1976 - YouTube

1楽章冒頭のメロディーが美しすぎる。あの3度の動きを思いつくなんて、天才すぎる。

久しぶりに音楽用語を使って、自分で気持ち悪くなってきました。

短調で始まるくせに、3楽章が陽気すぎて、違和感。

 

第3位:交響曲第1番 ハ短調


ブラームス:交響曲第1番:アバド/ベルリンPO - YouTube

重い。長い(体感時間)。さすが、20年かけただけのことはありますね。

あの4楽章の、解放感あふれる重厚な有名なメロディーにたどり着くまでに、もうちょいショートカットできなかったんだろうか。

ベートーベンの第10番交響曲とも呼ばれたりします。大変名誉なことです。現代でいうと、「第二の矢沢永吉」と言われるようなもんでしょうか。

 

第4位:交響曲第2番 ニ長調


ブラームス作曲 交響曲第2番第1~4楽章全曲 - YouTube

一番マイナーなのに、ブラームス好きは一番これが好き、と口をそろえて言う第2番。

何の毒っ気もなくて、さらっと流れて、いつの間にか終わっている、そんな曲です。

2楽章の中だるみ感が半端ない。

1楽章の第一主題が、ブラームスの子守唄にそっくりで、最初聴いたときに、使いまわしかな、と思いました(失礼)。

 

 

が、最近、ここにきて、ダントツ最下位だった、2番がみょうに聴きたくなりまして、ずっと聴いてます(JUJUを聴く前です)。

冒頭のホルンソロを聴くと、よく晴れた、羊が放牧されている牧場に来たような気分になって、すごい平和な気分になるのです。草の上に寝っ転がろうかしら、みたいな。未年だからなのか。

羊っていいですよね。微塵も攻撃性を感じない。

こんな感じでしょうか。

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そして流線系のヴァイオリンの麗しいメロディーが始まり・・・とか言ってたら4楽章全部を語り始めてしまう気がするので、やめておきます。

 

やっぱりブラームス天才だ。

上のランキングも変わりそうです。私もブラームスオタへ入門するかもしれない。

 

 

ブラームスはお好き (新潮文庫)

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 この本積ん読になっている。読もうかな。