双極性OLのぼちぼちな毎日

なんくるなくなーい!双極性2型を患ったOLの、日々奮闘(?)記

だらだら

飲んだくれ仲間の、お札をくれた先輩と、先輩が年始にあけましておめでとうメールをくれてから、ほぼ毎日だらだら2、3通くらい、他愛もないメールのやりとりをしていた。

飲んだくれながらうすうす感じていたのが、私も先輩も、だらだらしやすい性質ということだった。
めんどくさくても、だらだら流れにまかせる方が、やめるとか断るとかよりめんどくさくないから、だらだら続けたりだらだら参加したりするんだろうな、この人も、と思っていた。

先輩の職種は忙しいので、だいたい10時と11時の間に仕事を終えて、メールが届いた。
私は毎夜がつらかったので、ウィスキーを飲みながら、だらだら安定的に届く、先輩のメールを待っていた。
安定していることに、とても安心した。
待っている自分には気づかないふりをしながら、待っていた。

先輩のだらだらに甘えていた。
私はだらだらなどしていなかった。
必死で待っていた。
でも必死で待っていることを悟られて、先輩にとってだらだらすることの楽さよりも、私が必死なことに対するめんどくささが勝ってしまって、離れていってしまうのが怖かった。

毎日、先輩のだらだらが途切れるのが怖かった。

今夜に限って、メールがこない。
昨日、婦人科に行って荒れて、ウィスキーを飲み過ぎた。
酔っていつもに増してめんどくさいメールを送ってしまったことが、朝から気がかりだった。

たまたま、疲れて寝てしまったのかもしれない。
たまたま、奥さんと話し込んでいるのかもしれない。
たまたま、飲み会で酔っ払っているのかもしれない。

でも、私のめんどくささが、先輩のだらだらの許容量を超えてしまったのかもしれない。

めんどくさい私とは、もう飲んだくれてくれないかもしれない。

先輩がだらだらしやすい性質なのはわかっていたけど、思った以上に情深くて、共通点が多くてしらふでもがんばって話さなくても大丈夫なことが誤算だった。
もっと前から、もう少し、しらふでちゃんとした話をしておくべきだった。
わかっていたら、もう少し用心して自己開示したのに。
なぜこの世で最初に、先輩に打ち明けてしまったのか。
最初に打ち明けてしまったことが、優しい先輩の、だらだらに責任感を伴わせたのではなかろうか。


これが恋愛感情ならまだよかった。
私が飲み込めばよいし、万が一先輩が私の感情に流されたところで、今の私では不貞行為は成立し得ない。

これは依存だ。
依存の処理の仕方がわからないのに、また人に依存してしまった。

頭のいい先輩は、そのことにもしかしたら気づいているのかもしれない。