母が語る
週末リビングでテレビを見ていると、母と二人になり、"母が語る"というイベントに遭遇することがあります。
内容は、母の仕事の愚痴だったり、人生の回顧だったり、社会問題に対する怒りだったり、多岐に渡ります。
聞いてる分にはなかなか興味深いので、このイベントは嫌いではないです。
しかし、その全ての話題において、油断すると私の人生へのアドバイスになるので、注意が必要です。
ほぼ全てのアドバイスが完全に的外れであるのですが、そこに多分に愛情が込められているので、完全に聞き流すこともできず、ダメージを必ずくらうからです。
先日のイベントでは、何かの話の流れで、
精神的な病気は認知行動療法とか、適切な治療をすればだいぶよくなるんだから、体の病気に比べて大丈夫。だからあなたも大丈夫。
みたいたことを言われました。
その時私は、
今猛烈につらいし、どうせよくなって悪くなっての繰り返しだし、全然大丈夫になると思えない。
ということと、
母はきっと娘が大丈夫になると信じたいんだろうなぁ。大丈夫じゃなかったら子育て失敗したのかなと、自分を責めるだろうしなぁ。
ということを思いました。
なんてひねくれた娘だ…
たぶんもっと遠い関係の人に言われたら、もしくは親ともっと近い関係で、今がつらいの!苦しいの!と訴えた後の言葉だったら、素直に受け取れるのかもしれません。
ずっと前にカウンセラーに、「あなたは親にほっといてほしいのか、甘えたいのかわからないわねぇ」と言われたことがありますが、多分、甘えたいは甘えたいんだと思います。
完全に甘えたくないと思ったとしたら、それは親に何も期待してないことだと思うので、我が家の価値観ではすごく親不孝だと思います。
かといって、どうやって甘えたらいいかはわかんないんですけどね。。
親も私がそうやって、何とか親の意に沿う娘になれまいかと、上っ面だけ繕おうとしてるのは気づいてると思うんですけどね。
- 作者: 香山リカ
- 出版社/メーカー: 講談社
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