双極性OLのぼちぼちな毎日

なんくるなくなーい!双極性2型を患ったOLの、日々奮闘(?)記

順応の連続

リワークうつ、みたいな感じの一週間です。
20人強くらいの人の中にぽんっと入って、転校生みたいな感じなのでしょうか、転校したことないけど。雰囲気ができあがっている中でのふるまいというのは、難しいです。

談笑してるみなさんの中には、まだなかなか入れません。

でもよく考えたら、就職したときはまさしくそうだったわけで、でも仕事に慣れることで精一杯で、あんまりその点で苦労した覚えがありません。

おそらく、なんか知らない間にすごくがんばって、馴染んだのでしょう。
コミュニケーション能力に、並ならぬコンプレックスとプライドを持っている私は、たぶん自分が馴染めないなんてことは許せなかったんだろうと思います。

無理にがんばって仲良くなろうとするのをやめたら、いかに自分が馴染めていないかということばかりに目が行くんでしょうね。



今日はリワークの病院の診察に行ってきました。おじいさんの優しい先生です。まだ、この先生にも馴染めなくて、優等生な回答をしてしまいます。

リワークはどうですか、と聞かれたので、馴染めません、いろいろな意味で、と答えました。

「通ってる期間の長短の差もあるし、馴染みやすさの性格の差もあるし、無理なく自由に過ごしてください。」と、言われました。

そう言われると、私のコミュ力への無駄なプライドが傷つきます。私は集団に馴染みにくい人間なんだろうか、とか。
このプライドに振り回されて、うつになったり躁になったりしてるんですけどね。



今日の先生じゃなくて、主治医にも、「あなたは慣れるのに人より時間がかかるから、そこには覚悟がいるけれど、卒業も、就職も、ちゃんと成し遂げてきたんだから、大丈夫。」とよく言われます。

この言葉に、私の並ならぬ、みんなと同じ早さでレールの上を走っていたいコンプレックス・プライドが傷つきます。
でも慣れるのに時間がかかることは、そろそろ自覚して諦めなくちゃいけないな、と思ってます。



そう考えると、人生は、慣れることの繰り返しだなとふと思いました。

就職して仕事に慣れる、異動して新しい仕事に慣れる、休職している状態に慣れる、復職支援プログラムに慣れる、復職してまた仕事に慣れる…

これに何か、私生活のこととかも加わるかもしれない。

慣れたら、また新しい慣れなきゃいけないことに立ち向かう。

この先ずっとその連続というのは、しんどいなあ。
そう思うのは、ちょっと疲れているからかもしれません。

絶対手を抜かないから、慣れたところにずっといることはできないだろうか。

一番慣れていないことは、自分が病気であることで、これに慣れたら、もっと楽になるのかもしれない。



でも、いろんなことに慣れることを繰り返して、たくさんのものを手にしました。

昨日リワークで、ストレス対策の授業があり、ストレスの軽減には社会的ネットワークが重要だと習いました。

頼りになる人が私にはいる!と思えたら、ストレスは軽くなるらしいです。

感情的(話を聞いてくれるとか)・手段的(仕事を手伝ってくれるとか)・評価的(ほめてくれるとか)・情報的(教えてくれるとか)の4つのアプローチをふまえて、どんな人がどんな風に助けてくれているか、考えて書き出してみましょう、と言われました。

私は、友達も同期も先輩も後輩も上司も家族も、いつもみんな私のことを助けてくれるので、いっぱい書き出しました。そしたら、心理士さんがちょっと驚いて、ほめてくれました。

何がストレスなんだろうな、私は。
私は私がストレスなんだろうな。


そうやって周りの人のことを考えていたら、休職する直前に、直属のハートウォーミング上司が言ってくれたことを思い出しました。

その頃の上司は、仕事に直接的に関係ない私の悩みも、聞いて理解しようとしてくれていました。

みんなに好かれようとしてしまう、そうしないと嫌われそうで怖い、みたいなことを私が話したら、
「このビル全体で、3人の人に好かれようとすれば十分ですよ。その3人に私のこともできれば入れてほしいけど、私は嫌なことは嫌と言うので、入らなくてもあやさんのことは嫌いにならないので大丈夫。」などと、おどけて言ってました。

ああ、なんて恵まれてたんだろう、と、そんな上司が急に懐かしくなって、涙が出てきました。


しあわせなのに、つらいんだなぁ。