ある意味マリッジブルー
昨日は当初の想定よりひどかったですね。久しぶりに職場の福利厚生の、24時間健康ダイヤルに電話してしまいました。
すみませんでした。病院行ってこよう。
帰省すると、母の結婚しろプレッシャーがものすごかったです。
でも、無理からぬことです。今までさんざん親には心配をかけてきました。
病気になってから、側に置いて顔が見えた方が安心だったであろうに。
発症したとき、とっとと休学して、実家で休養してほしかったであろうに。
大学卒業したらとりあえず実家帰ってほしかったであろうに。
就職するタイミングでUターンしてほしかったであろうに。
両親はおそらく、私が両親といるとストレスなことをうすうす気づいていて、それを踏まえてで一人暮らしをずっとさせてくれています。
大変面目ない。
双極性障害の自殺率は、うつ病のそれの三倍、などというデータを母が知っているかは知りませんが、せめて誰かと暮らして、見守ってもらってほしいと思うのは自然でしょう。
だがしかし、元々双極性持ちの嫁なんて面倒くさかろうと、結婚願望の低かった私が、年末のトラウマ体験から、男の人が怖くなってしまい、男と暮らすなんてすっかり考えられなくなってしまいました。
あ、知ってる人は全然平気なのですけどね。でも恋愛うんぬん、になっても平気な自信はありません。
お正月暇だったので、いろいろと考えていて、ゲイ(って差別用語じゃないですよね)の方で、どうしても世間体的に女の人と結婚しないといけない、みたいな人と結婚したらよいのでは、とふと思いついてしまいました。
そんな小説たしかあったよなー、と思って、江國香織さんの「きらきらひかる」を、久しぶりに読んでみました。
- 作者: 江國香織
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1994/05/30
- メディア: 文庫
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ゲイで他に彼氏がいる男の人と、アル中で情緒不安定の女の人が、お見合いで契約結婚する話です。
女の人が笑子さんといって、情緒不安定の正しい病名はわからないし、双極性障害ぽくはないと思うのですが、すごく共感してしまい、読み進めるのがつらかったです。
笑子さんにとっては旦那さんが一番親しくて信頼のおける人なのですが、旦那さんには他にもちろん好きな人がいます。
旦那さんはそのことに罪悪感を感じてしまって、笑子さんにも恋人を作るように勧めます。
でも、笑子さんはそんなことを求めてるんじゃない。
恋人だの妻だのじゃなくて、別に旦那さんに彼氏がいてもいいから、情緒不安定なそのままの自分で、旦那さんに思いっきり甘えても、見捨てないでいてほしいだけだったんじゃないかなと思います。
きっと私だったら、そこに恋愛感情が介在しないと心をそこまで開けないから、ゲイの男の人と結婚しても、その人のことを男として好きになってしまうだろうなぁ。
なんて、身勝手な妄想をした年末年始でした。
性的マイノリティの方はもっと比較にならないくらい苦労されているだろうに、不謹慎だ。
正直どこまでいったらアウトなのかはわからないのですが、婦人科に行って診察台に乗ったら、パニックを起こして受診できなかったので、たぶんいろいろとしばらくは無理だと思います。
人混みで男の人とすれ違って、体が触れたりするのも少し怖いし。
体はこんなんだからしばらくは誰とも付き合えないだろうけど、優しくされたりしたら、その男の人のことは好きにはなっちゃうんだろうな。
困ったなー。