大誤算
転院先のリワークの初日でした。
前のところに比べてスタッフさんの数が多くて話しやすくて、いい感じでした。
もちろん最寄り駅も建物の様子も違うのですが、なんとなく、やっぱりあの無菌室の学校みたいな、デイケア特有の雰囲気は似ていました。
駅についてから猛烈にお腹が痛くなったのですが、緊張してるのかなーと思いました。
プログラムが卓球だったので、とりあえず今日は見学させてもらいました。
なかなか腹痛がおさまらず、トイレに入ったり出たりしてました。
でもいつもの緊張性の下痢ではありませんでした(汚くてすみません)。
そしたら、トラウマの原因になったところに一緒に行った、前のデイケアのあの女の子が、私の名前を呼ぶ、かわいくて甘い声が頭に響くようになりました。
合コン後の初デートのことなどのもろもろの無邪気なのろけ話。
プレゼントだという、白い肌に似合ったピンクゴールドの華奢なブレスレット。
ツーショットの写真。
いろんなものが、ゆるく蘇ってきました。
腹痛の原因は、ゆるいフラッシュバックでした。
あの子自体がトラウマになっていることに、初めて気づきました。
結局吐き気も出てきて耐えられずに、一時間で早退してしまいました。
復職するために行くところがトラウマなんて、私はいつになったら復職できるんだろうか。
夕方、診断書が切れるので、上司との診察を受けました。
何も知らない上司は、元気そうな私を見てうれしそうにしてくれました。
転院の理由は主治医がうまいこと説明してくれました。
この人の隣で仕事をしていたはずなのに、なんでこんなところにいるんだろうな、私は。
ずいぶん遠くに来てしまったような気がします。
戻れるのかなぁ。
何も考えたくないので、塗り絵を始めてみましたが、結構難しくて、やる気が起きません。
どこかに逃してほしい。
- 作者: 河出書房新社編集部
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