一人ぼっちだけど、孤独ではない
大丈夫でした。
が、あまり解放感はありません。
問題の所在はそこではないのでしょう。
感染については、様々な事情を考慮して、80%くらいは、大丈夫だと思っていたのでしょう。
性格的に、20%のときにどうするかばかり、考えてしまうだけで。
この一週間、1人で心細く思っていて、1人で大丈夫だったことにほっとして、こういう時、みんなどうしてるのかなあ、と思ったのです。
誰かに不安を打ち明けたり、大丈夫だったことを報告するんだろうなあ、と思ったら、一人ぼっちだなあ、と思ったのです。
しかし、私には私のことを大事に思ってくれる家族や友人がたくさんいるので、打ち明けたら打ち明けたで、心配してくれたり、ほっとしてくれたり、するでしょう。
だから、孤独ではありません。
でも、どうしても打ち明ける気にならなかった。
心配させたくなかった、というのは聞こえはよいのですが、好きな人たちを自分のことで心配をかけている状況に耐えかねて、私はこんなことでちっとも傷ついていないふりをしたでしょう。
それでは、不安が増幅してしまう。
1人で悶々とする方を選びました。
一人ぼっちだけど、孤独ではない。
最近1Q84を今更読んだら、主人公の女の人が、こんなことを言っていました。
本当にそうだなあと思います。
この言葉を思い出すと、少し気持ちがしゃんとするのですが、私は欲張りなので、一人ぼっちだけど孤独じゃない、で、満足できるだろうか、と思います。
一人ぼっちが、時々かなしくなります。
贅沢だけど。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: 単行本
- 購入: 45人 クリック: 1,408回
- この商品を含むブログ (1281件) を見る