仕事納め
俺の全てはお前のものさ
そうは言っても、女の人がどんな力を出しても、力では女の人は男の人に敵わない。
そんな余裕から、そんなことが言えるのでしょう。全てが他人のものになるなんて、ちっとも思ってないんでしょう。
と思ってしまいました。ずいぶんひねくれてしまった。。
性的暴行みたいなもの(覚えてない)によるトラウマで、解離現象が起こり、記憶がなくなったり、多重人格になったりしました。
記憶がなくなるというのは、フィクションの世界では割りとドラマチックに、甘美な設定として描かれがちですが、意外と地味で、しんどいです。
空白期間の自分をできるだけ確かなものだと感じられるように 、聞きかじった事実らしきものを、砂の城を作るように積み上げる作業を繰り返す、みたいな感じでした。
もちろん未だに思い出せないし。
記憶がなくなったときに、aikoの「あたしの向こう」の冒頭の歌詞がぴったりきました。
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あたしが忘れてしまったら あたしがいなくなってしまった
この一言に尽きます。
美化されても、捏造でも、記憶ってアイデンティティの構築に本当に大事なんだな、と実感しました。
多重人格の方は、一人遊びの範囲におさまっていたのが、最近親しい人に自分以外の人格が、私が寝ている深夜にメールを送りはじめて、困ってます。
説明が難しい。
しかも少々狂暴になってきていて、起きている間「全然平気だよー」と言っていた事柄に対して、「平気なわけあるかばーか」みたいなメールを寝てる間に送っていたりします。
認めたくないですけど、私の本音なのです。
自分のルールやプライドに反するために、口にするのが恥ずかしいと思っているようなことを言ってます。
もう入院した方がいいのではないか、と思ったりしましたが、暴言を吐かれた人も理解があるし、医者も症状の程度はたいしたことはないと言うので、とりあえずあまり考えないように努めています。考えると余計進むらしい。
多重人格の話で、吉本ばななの、マリカのソファーという小説がとても好きです。
少しきれいにしすぎかもしれませんが。
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