絶望的な眼の色をして、希望を歌う人
ご無沙汰しております。
ちょっと都会砂漠で2週間ほど途方にくれてました。
診察に行ったら、主治医に、
「休職に至ったストレスの原因がわからん以上、復職しても同じことの繰り返しになるから、特定せんと復職はできんかも。
今の仕事が向いてるのか、そもそも週5できっちり組織で働くのが向いてるのかも含めて考えた方がいいかもね」
と言われてしまい、頭がふっとびそうになるくらいショックを受けてます。
「諦めない限り働けるよ」と主治医は言ってましたが。
絶対諦めない!と思ったり、
でも、休職する前もそんなことを思ってたし、諦めてしまう日が来るかもしれん、そんな日がくるのが怖い。と思ったり、
いやいや、よく考えて。病気になって、なんか失ったものはあったのか。今の会社を退職することになったとして、そこで得たものは自分に残るはずだ、失うものなんかない、などと思ったり、
会社をやめたら障害者年金とか、生活保護とかもらいながら、バイトしたりするのかな。そもそもこんな程度で審査通るのかな、と不安に思ったり、
やっぱり今の会社が好きすぎる。辞めたくない、辞めたくないよぉぉぉ・・・と泣いてみたり。
文章にまとまらなくて、ブログを書く気にもなれなくて、泣いてばかりいたら、二週間ほど経ってました。
まだ答えは出ないまま。医者の見立てもしばらく休職、とのこと。
11月復職を密かに狙ってた私は、どんだけ自分のことをわかっていないのか思い知らされました。
もうそんなこと考えるのをとりあえず横に置いておきたくて。どうせ長期休職だし。
明日高知に帰ります。帰ったところでとくに何も解決するわけではないのですが、一人で考えて泣くのはもうつかれたので、ちょっと逃亡します。
(また二週間後には戻ってこなくちゃいけないのですが)
都会でずっと途方にくれてた訳ではなくて、「都会に帰ってきたよ-(^^)/」と仲の良い人(主に会社関係)に連絡したら、飲み会に誘ってもらって、ちょっくら3、4回行ってきました。
普通休職している人間を、誘ってくれるでしょうか。気を使うしめんどくさいじゃないですか。
私は私のことをこんなに嫌いなのに、私のことを好きだよと言ってくれる人がいて、本当に奇跡みたいな人生だなと思います。
飲み会行ったら楽しすぎてはしゃいで、2日寝こむんですけどね。
余計なことを酔った勢いでしゃべったりしてないかと、悩んだりしてね。
本当は行かないほうがいいのかな。一人でテレビ見て、散歩して、料理して、空がキレイだな、やっぱり小松菜はおひたしが一番だなって思う毎日の方が、治療的にはいいのでしょうか。
でも、今の幸せはやっぱり手放したくないのです。
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都会砂漠で途方に暮れる途中、SEKAI NO OWARI というバンドの曲を初めて聞きました。
友達には今更?!って言われましたが・・・
YouTubeを放浪していたら、絶望的で刹那的で、依存的でそこに希望を見出してるような歌を、死にそうな目で歌っている人がいる!!と衝撃を受けたのです。
オタク気質なので、調べてみました。
・ほとんどの曲を作っているボーカルのFUKASEさんは昔、パニック障害・ADHDで閉鎖病棟に入院していた
・その時に(?)医者を目指して猛勉強していた
・ある日突然、自分の書いた勉強ノートの内容の意味がわからなくなった
(←これよくわかる。あるある。)
・「これじゃ生きていけないじゃん」と「世界の終わり」を感じた
(←この感覚もわかる。)
・幼なじみの現メンバーが、小さい時からずっとFUKASEさんを支えていた
・FUKASEさんは「世界の終わり」で、自分が持っているのはこの仲間だけであり、その仲間との繋がりが音楽であると悟った
・メンバーは現在も共同生活をしつつバンド活動をしている
・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
これ、美談なのかもしれないけど、FUKASEさんはこの関係が終わったらどうなるのでしょうか??
「怖くても大丈夫 僕らはもう 一人じゃない」
・・・こんな風に病気と折り合いをつけて、もし一人になったら、私だったら耐えられません。
それが怖いから、なんとか一人でも病気と対峙できるようになろうと思っているふしがあります。
もちろん周りの人に助けてもらいつつも、この人がいないと生きていけない、にはならないように気をつけてます。
それとも彼らは、死ぬまでずっと共同生活できるのかな・・・
要約だけだとそこまでではないように見えるのですが、ツイッターとかブログとか、テレビの密着番組とかを見ると、FUKASEさんのメンバーへの依存度だけじゃなくて、メンバーのFUKASEさんへの依存もすごくて。
Pfのサオリさんのこのブログ。
もっともっと頑張らなくては、
彼を孤独にさせてしまう。
慧くん、誕生日おめでとう。
28歳になれて、本当に良かったなあ。
彼らがずーっと一緒にいないと、解散なんてしてしまった日には、恐ろしいことが起きてしまう気がします。
しばらく見守ってみよう。
・・・人の心配してる場合じゃないって。
*追記*
もっとすごい歌を見つけてしまった・・・
・・・こんな歌が支持されるということは、案外マイノリティでもないのかも、この病気、と思ってみたり。
やっぱり病気をましにする、って、これを、
こうすることなのかな。
楽しいの高さは維持できないのかな。