双極性OLのぼちぼちな毎日

なんくるなくなーい!双極性2型を患ったOLの、日々奮闘(?)記

「だからもう、夢の中にでてきてくれなくてもいいわ」

昨日寝る前に考えていたことの、欲望そのまんまみたいな夢を見てしまいました。

久しぶりにもうすぐ結婚する好きな人が登場しました。

好きな人のこと - 双極性OLのぼちぼちな毎日@休職中

 

恥ずかしいやら情けないやらなんなのやらで、あまりに寝覚めが悪くて、ブログに書きます。恥ずかしいなら書くなよ。

知り合いにばれてるかもしれないこのブログですが、書きます。いまいち危機感がないんですよね、みんな読んでも知らんぷりしてくれるだろうし。

 

 

内容は、まだ私が前の部署で仕事をしているという状況でした。

めっちゃ忙しくて、ばたばたしている時に、好きな人が、「実は僕、これから新婚旅行に行くんです」とか言い出しました。

「この仕事どうするんですか、なに言ってるんですか!!」などと会話をしていました。

で、なんか場面が飛んで、私がすごく悲しくなっていました。

好きな人が新婚旅行に行くことに対してではなくて、病気のことで悲しくなっていました。

それで、泣き始めたら、好きな人が抱きしめてきて、さらに私はおいおい泣きました。

「この病気はもう治らないんです」みたいなことを言って、でも、それで何がどうつらいのかとかをうまく説明できなくて言葉に詰まり、黙ってひたすら泣いていたら、頭をなでてなぐさめてくれました。

落ち着いたら、好きな人が、「僕、いろいろ調べてみたんです」とか言い始めました。

最新の治療法(薬とか電気とかじゃなくて、認知行動療法的なもの)を見つけたと、PDFの資料をタブレットで見せてくれて、印刷してくれました。

あんまりやる気は起きなかったのですが、好きな人がここまで私に興味を持って、考えてくれたことをうれしく感じました。

そして、膨大な仕事を残して、好きな人は新婚旅行に旅立ちました。

 

 

好きな人とは9月に休職してから全然会っていないので、完全な妄想です。

夢占いとかしなくても、私の欲望が体現してしまったことがわかります。ああ。。

 

ショック1:まだそんなに好きだったのか

この恋愛はうまくいかないやつだ、とわかって、もう一年以上経ちます。

それでも、今までの片思いで終わった好きだった人達(おっさんとか)とはなんか違う感じがして、この人はずっと、私がこれから他に好きな人ができても、側頭葉の奥あたりを占拠し続けるんだろうなーとは思ってました。一生に一人くらいはそういう人がいると、結構友達も言ってます。

最近は思い出すことも少なくなってきた(と思う)ので、側頭葉の奥にひっそりととどまるようになったのかな、と思ったのに。

私が本能的に助けを求めたい人は、この人なのか。

でもすんなり新婚旅行に行っているので、そのへんの諦めはついてるんだろうなぁ。

 

ショック2:美化されている

実際の好きな人は、たぶんこんなことしません。

抱きしめるうんぬんはもちろん、私の病気について調べるとか、たぶんしません。

人との間に距離があるというか、そんなに他人に興味がない人です。いい意味で。

何か、とてもバランスがいい人だなー、と思っていました。健全な人です。

だから、私がしてほしいことを夢の中でさせてるんですよね。

そうやって、本人から離れた人格を勝手に作って、そしたらその分ひきずるのでしょうね。

 

ショック3:病気が治らないことを受け入れていない

うすうすは気づいていたんですけどね、そんなに物分かりよく処理していないことは。。

 

病気を受け入れるってどういうこと? - 双極性OLのぼちぼちな毎日@休職中

 

本にはよく、「双極性障害は治療のしやすい病気です。そしてその効果の高い病気です。受け入れて治療すれば、普通の人と変わらない生活を送れるようになります。」などと書いていますが、さっぱり想像できません。

普通の人と同じようには生きていけないことを受け入れたら、普通の人と変わらない生活を送れるようになるって、どういうことやねん。

やっぱりうつの時はつらいし、復職してすごい気をつけてても、長く勤めていたら環境も立場も変わって、力加減がわからなくて、また休職したりするだろうし。

とかいうことの方が想像が容易です。

 

ショック4:やっぱり人に頼りたい

昔世話になった付き合ってた人の前ではよく泣いていましたが、それ以降、人前で泣いたことってあったかなぁ。。

あ、感動して泣いたりとかはしょっちゅうしてますが。

前の記事の続きになりますが、本当は自分のつらさについてもっと誰かに自己開示したいんだと思います。

依存したくない、一人でやり過ごしたい、人前ではずっと笑っていたいとか、このブログに散々書き散らしていますが、それには限界があることは、うすうすわかってます。

でも、どの程度人に頼ることが、許容範囲なのかがわからないのです。

例えば、この夢の中の、とにかくつらいといって泣きわめくというのは、泣きわめかれた人にどれくらいのストレスを与えるのでしょう。

だって、何で泣いてるのかわからないですよね、泣かれた方は。わけのわからない負の感情を受け止めるって、かなりしんどいと思います。

でも、受け止めずに、わからないけどとりあえず慰めようというのは、人によってはそんなにダメージなくできることなのかもしれません。

恋人(または配偶者)だけ、みたいに、一点集中せずに、ある程度分散させればそんなに負担もかけずにすむんでしょうけれど。

そんなにたくさん、自己開示できるくらいの人間関係を築くのは、大変です。

 

 

いろいろ考えてしまって、うつがひどくなっていたのですが、ブログにまとめたら、ちょっとすっきりしました。

今から念願の長風呂をすることにします。

 

 

表題は、江國香織さんの「ぬるい眠り」という短編小説の、主人公の女の人のセリフです。

ぬるい眠り (新潮文庫)

ぬるい眠り (新潮文庫)

 

 

狂気じみた恋愛の話で、このセリフは、主人公が不倫相手の男の人と別れる時に電話で伝えた言葉です。

この短編の中で、主人公は、猫になりたい、猫になって、男の人とその奥さんと、3人で暮らしたい、みたいな空想をします。

奥さんの持ってきたお皿に乗ってるごはんは食べない。男の人が持ってきたごはんだけ食べる。

そしたら奥さんが、「この猫、本当にあなたのことが好きねえ。」と言う。その通りなのよ、と思う、みたいな。

 

私だったら、好きな人の彼女のことも好きなので、どっちがごはんを持ってきても、おいしく食べると思います。

だから、二人ともにかわいがってもらえて、結構楽しく暮らせると思います。


スピッツ - 猫になりたい - YouTube

狂気じみてるのは私だ。。。